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ウェアラブル端末を活用した遠隔支援で保守作業の効率化を実現!【保守・メンテナンス】

スマートグラス(ウェアラブル端末)が保守作業を効率化する

システムのエラーや機械の故障、日々起こり得るさまざまなメンテナンストラブル。

トラブルにどれだけ迅速に対応できるかが重要です。

保守作業を担当する企業にとって、お客様からの問い合わせやトラブルにはすぐに対応したいものです。

 

しかしお客さま側が機械やシステムに精通していなければ、なかなか要領を得られないやり取りが続いてしまいがちです。

スマートグラスを装着することで、ロスタイムを削減した効率的な作業が実現します。

スマートグラス(ウェアラブル端末とは)

 製造業では、熟練技術者の高齢化や少子化の影響を受けて若手人材の採用は年々困難になっています。

技能継承もままならない状況から、製造能力が低下し、検査や品質管理の体制も弱体化している状況といえます。

また、昨今のコロナウィルスの影響により海外工場への出張が困難となったことや、工場内の3密回避の為の省人化が求められています。

その課題解決の1つとして、スマートグラスを活用した遠隔支援が注目されております。

多くの企業が在宅ワークを推奨する中、製造業でも同様に熟練者が在宅ワーク中であっても、遠隔での作業指示・作業員の教育を行うことができるなどの働き方改革が進められている状況です。

メガネ型の拡張現実ウェアラブル端末のスマートグラス。

目の前の作業内容や景色に重ねて、映像を映す仕組みです。

ハンズフリーでビデオ通話ができる事から、現場作業員の遠隔支援や技術継承を目的に導入する企業が増えてきているいます。

ヘルメットを装着していても使用できることから建設現場や製造現場での導入が近年注目されています。

 

しかし「スマートグラス」は、保守作業、メンテナンスを行う企業にも必要なアイテムとなっています。

保守メンテナンス業界での、遠隔支援システム導入のメリットやオススメのスマートグラス(ウェアラブル端末)をご紹介いたします。

①一度に複数の現場を監督できる

部署がいくつも分かれた企業や、作業現場が複数個所ある企業で、一斉にシステムや機械のエラーが生じた場合。

各担当者とスマートグラスを介して状況の説明や、改善方法を伝えることができます。

すぐにでも作業を再開したい現場において、1度に複数の対応ができるスマートグラスは、双方の作業効率化につながります。

②画像と音声、両方から情報が把握できる

どんなトラブルが起こっているのか、どのような作業をしているか、何に迷っているかなど電話越しではわかりにくい状況もあるかと思います。

ですが、スマートグラスはリアルタイムに現場の映像を状況が共有され、

その状況を見ながらハンズフリーでビデオ通話が可能になります。

現場の状況に応じたマニュアル資料を共有したり、

スナップショット機能を活用して現場の映像に描画をして指示を出したりと便利な機能も備わっています。

また、録音録画機能により作業記録として残す事も可能です。

映像と音声が合わさることでより原因究明に対応しやすくなり、スピーディーな解決につながします。

保守・メンテナンス現場におすすめのスマートグラス(ウェアラブル端末)とは

ここまで、遠隔作業支援やLiveOn Fieldについてご紹介してきました。

では、遠隔支援で実際に使用されているスマートグラスやウェアラブル端末をいくつかご紹介いたします。

■ HMT-1 (realwear)

~特徴~

リアルウェア製のヘッドマウントデバイスになります。

防水防塵性を備え、高温で危険な環境や騒音下の作業 にも対応します。

非常に堅牢な設計で、 角度を問わず 2 メートルの落下に耐える耐衝撃性 。

ヘルメットや安全帽に装着することも可 能なヘッドマウントデバイスタイプです。

保護眼鏡や矯正眼鏡との併用も違和感なく装着可能です。

バッテリー持続時間4~5時間と長時間の使用も問題ありません。

※茫漠対応のタイプもあります。

 

参考価格:298,000円

■M300XL(VUZIX)

~特徴~

VUZIX製の片目タイプのスマートグラスになります。

防塵・防水防塵が搭載されてます。

非常に軽量なタイプで長時間装着しても違和感なく作業が可能です。

ヘルメットなどに装着する事ができ、建設現場でも多く導入されている端末になります。

外部モバイルバッテリー対応で長時間の使用も可能です。

 

参考価格:170,000円

保守作業の効率化が働き方改革に

修繕作業やメンテナンス作業が効率化し、その内容の品質が向上すれば結果的に作業の再開が早まり、生産性が向上することにもつながります。

 

従来までのメンテナンス作業は、大規模なものや現状が把握しれきなかったものなど、対応内容によっては現場まで担当者が赴く必要がありました。

 

現地に到着するまで予定していた作業はできず、スケジュールの変更や工期のズレなどが発生することがあります。

 

電話では意図が伝わらないことや、現地ではダブルチェックとして複数人が修繕作業の確認行う必要もあります。

 

そんな問題をスマートグラスの導入によって解決してくれます。

 

スマートグラスを活用することでスムーズに意思疎通が取れ、遠隔地からでもダブルチェックが行えます。

少人数でメンテナンス作業を行い、現場の作業再開までの時間を短縮。

 

作業効率が向上し、担当者の現地まで赴くのに必要だった移動費や拘束時間の削減が期待できます。

 

さらに今回起こったトラブル内容をスマートグラスの録画機能を使って、教育コンテンツとして利用すればまたトラブルが発生した際に活かす材料になります。

人手不足によって技術の伝承や品質維持が厳しくなっている製造現場。少しでも負担を削減し、業務を効率化させるためにもスマートグラスの導入は必要なのではないでしょうか。

 

製造現場の多くがスマートグラスを導入することで、保守作業を行う側の業務も効率化されます。

 

リアルタイムで状況を把握でき、圧倒的に意思疎通が取りやすくなるスマートグラス。

働き方改革の一つとして、有効的なアイテムです。

 

これから更に導入されることが予想されるため、予算や機能を確認しながら導入を検討してみて下さい。

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