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現場の働き方を変える。遠隔支援システム導入の効果



近年、スマートグラスを始めとするウェアラブル端末の普及が進み、それらを活用した遠隔支援システムの導入も広まってきています。

遠隔支援システムとは、現場と遠隔地を接続し映像と音声での作業支援を実現するシステム。


多様な機能で現場と遠隔地の作業効率化・自動化を図ることができますが、その他にも、働き方を改善する効果を得ることもできるのです。

本記事では、遠隔支援システムの導入によって得られる、働き方の変化について解説いたします。

現場の働き方の現状は?

まずは、現場で課題となっている働き方の現状をピックアップしてみました。


■非効率性

例えば、遠隔地にいる従業員が現場の状況を把握したい場合、従来であれば現場に向かうか、電話やメール等で把握するという手段しかありませんでした。

現場までの移動にはコストと時間を要し、電話やメールでは内容が充分に伝わらず伝達ミスが起こるといったケースが発生し、再度確認作業をやり直すという非効率性が生じてしまいます。


こういった非効率的な作業は、工期を延ばす原因となったり、トラブル発生の際に迅速に対応できないなどの事態に結びつくことが懸念されます。


■長時間労働

東京五輪に向けた建設ラッシュにある現在、特に建設現場で働く人々の業務量は増える一方。建設業界は残業が多いことで知られていることもあり、日常的に残業を余儀なくされることもしばしば。長時間労働が常態化してしまっている現場が多く問題となっています。

短い納期で工期を延ばせないことや、慢性的な人手不足などが原因。作業の効率化や勤務体制の是正が必要とされています。


■人手不足

属人化・高齢化による熟練作業者の減少で、人手不足や後継者問題が発生しているという現状が、大きな問題となっています。

現場作業は常に流動的かつ迅速な作業を求められるため、若手作業者を教育する余裕がないことがほとんど。なかなか次世代の作業者を育成することができないまま、作業者の属人化が進むケースが多い傾向です。

遠隔支援システム導入の効果とは?

遠隔支援システムは、スマートグラス等に内蔵されているカメラで撮影した現場の映像や音声を、リアルタイムで遠隔地の端末に送信。通信機能で互いにやり取りをしながら遠隔作業支援を行うことが可能なシステムです。

これらを活用することで、どのような効果が得られるのでしょうか。


■作業効率のアップ

遠隔支援システムを活用すると、遠隔地にいる従業員が現場まで移動するコスト・時間を削減。リアルタイムで現場の映像を正確に確認できるため、スピーディーに現場の状況を把握できるようになり作業の効率がアップします。


■長時間労働の解消

遠隔支援システムは遠隔にいる従業員同士を繋ぐ役割があります。従来までは現場までの移動を余儀なくされていた施工管理、トラブルの発生時などもその場から指示でき、現場と遠隔地の双方間で作業の時短を図ることが可能です。


また、現場での作業と遠隔での確認を同時に行うことで、全体の業務時間を大幅に削減することに繋がり、労働時間のカットを期待できます。


■若手育成

遠隔支援システムは、若手作業者の教育ツールとしても活用可能です。

現場にいる若手作業者が遠隔支援システムで遠隔地の熟練技術者と接続。熟練技術者は受信されるカメラ映像を確認しながら指示やフィードバックを出すことで、若手作業者の教育を図ることができます。


若手作業者はハンズフリーで熟練技術者とやり取りができるため、安心・安全に作業可能です。

勤務間インターバル制度でよりよい働き方を

勤務間インターバル制度とは、就業時間から始業時間の間に一定の休息時間を設定する制度で、2019年4月より導入の努力義務化がされています。


この制度に取り組む要件を満たす中小企業は、政府より助成金を取得できます。

取得した助成金は、遠隔支援システムなどの導入費用等に充てることが可能。従業員の負担を削減しながら、企業全体の生産性の向上を図ることができます。


遠隔支援システムLiveOn(ライブオン)は、従業員の負担カットを実現できるツールです。勤務間インターバル制度に取り組み、あるいは取り組む目標で、LiveOn(ライブオン)を導入してみませんか。

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